私がセカンドビザを取得したファクトリー!(後編)仕事内容から給料まで

オーストラリア
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ミートファクトリーの仕事を始めるまで

前回の記事の続きです。

私がセカンドビザを取得したファクトリー!(前編)名前から地域まで
こんにちは、kikiです。 今回は私がセカンドビザを取る際に 働いていたファクトリーの情報をドドンと公開しちゃいます。 セカンドビザをゲットしたミートファクトリー ファクトリー探し まずはファクトリー探し。 セカンド...

ファクトリーの地域や名前、エージェンシーに連絡後の流れが書いてあります。

仕事をゲットした

Q-FEVER接種後、2週間たったその日に仕事をゲットしました。

ただ、この日微妙に運悪い出来事が起きます。

その日は私を含めKATの女の子が2人仕事をもらいました。

私が最初に決まった仕事はパッカーでした。

他の仕事と比べるとパッカーはすご~く簡単な仕事だったので私は思わず

ネ子くん
ネ子くん

よおぉぉぉっしゃあ!

って感じでした。

しかし!
もう1人の女の子がもらったポジションがどうやらQ-FEVERワクチンの抗体ができていないとできない仕事でした。

だけどその子はQ-FEVER接種後まだ2週間たっていない・・・
ということなので

まさかのポジションスワップ。

ネ子ちゃん
ネ子ちゃん

運ないね~。

ランドリーでPPEをもらう

ポジションが決まったらマネージャーとともにランドリーに行ってPersonal Protective Equipment(個人用防護具)をもらいます。
簡単に言って、働く際に着るユニフォームやエプロン、ブーツ、ヘルメットのことです。

頭文字をとってPPE、またはGearといいます。

私がゲットしたポジションはナイフハンドでしたのでナイフも必要でした。

ここの工場はナイフは支給してくれないので自腹で購入です。

ちなみにナイフハンドは
ナイフ2つ
ナイフを入れる入れ物(pouch)
ナイフを研ぐスチール(steel)
を購入しなければいけません。

AU$1-200くらいしたと思います。

購入品は最初の給料で天引きされます。

ちなみに、こちらのエージェンシー給料の支払いは水曜日です。
そして働いた週の2週間後に2週間分ずつ支払われます。

ややこしいので上記の例で説明します。

例えば2月14日(木)に仕事を開始したとします。

2週間後の2月27日(水)が給料日になるのですがこの日に給料はもらえません。

なぜならばこの日にもらえるはずの給料は1月31日~2月13日分だからです。

2月14日に仕事を始めたばかりなので、最初の給料日はそのさらに2週間後の
3月13日(水)になります。

つまり仕事を始めてほぼ1ヵ月給料が入ってこないということです。

なので、すぐに給料が入ってくると思い、お金をじゃんじゃん使わず
1か月分生活費は手元に残しておいてください。

工場内施設

このファクトリーは羊と牛のファクトリーです。
そして工場内は大きく2つの作業場に分かれています。

1AT(ワンエーティ)と246(トゥフォーシックス)。

1ATのほうが246よりくらべて広い作業場となっています。
機械もこちらのほうが大きかったり新しい機械が置いてあります。

なので、必然的に1ATの作業場でのほうが
ウシやヒツジを取り扱う数が圧倒的に多いです。

2つの作業場は仕事が始まる時間帯は大体同じで、終わる時間も大体同じに設定してあります。
1日に殺すウシ・ヒツジの数が1ATのほうが多い、ということは
それだけ早く作業をしなければいけない、ということです。

簡単にいうと1ATで働くほうが仕事がきついです。

1AT、246各施設内で、ウシとヒツジの作業場はそれぞれ分かれています。

ただ、1ATのヒツジの作業場では
246が取り扱いができない大きな羊(ラム)と子羊も対応しなければいけません。

246は十分なスペースがなく、機械が対応していないため
ラムと子羊の作業ができないのです。

246でできない作業をすべて1ATでしなくてはいけません。

このラムや子羊は作業するのが大変です。

ラムはものすごく大きくて肉が固いので
解体に力が必要になります。

子羊は肉が壊れやすく、力の加減が難しい
そして肉も堅いので集中力が必要になります。

もしあなたが246のポジションをげっとしたならば
ラッキー!と思ってください。

1ATのキルフロア

私は運悪く、1ATのキルフロアで仕事をゲットしました。
簡単にいうと、キルフロアとは
ウシや羊を麻酔して皮をはいで解体していくフロアです。

私はキルフロアのヒツジを取り扱っている部署だったのですが、
上記で述べたように
子羊もラムも解体していかないといけません。

そしてスピードも速いです。圧倒的に。
(のちに246いヘルプで働くことがあったのですが、1ATで働くことに慣れると
246はめちゃくちゃ遅くて簡単でした。)

毎朝、最初に子羊を殺していきます。
日によってkill数は変わってくるのですが
大体50~300くらいです。

水曜日は少ないです。

そのあとノーマルな羊ががレーンに流れてきて、
大体11時頃くらいにラムがきます。
平均して300体くらい一日に取り扱っていました。
このラムが本当にでかいしfluffy(ふわふわ)だし・・・

大変でした。

時間

キルフロアの仕事は1ATも246も
6時に開始します。
レーンの最後のほうにポジションを持っている人は5分、10分と遅れて始まります。

スモコ(休憩時間)は2回30分ずつあります。

9時ー9時半
12時半ー13時まで

毎回作業場を出るときに
エプロンやブーツ、ナイフなどを洗わないといけないので
いかに早く洗えるかによって休憩時間が変わってきます。

スモコも全員で一斉にとりにいくのではありません。
ヒツジがレーンで流れてきますので、
最後のヒツジが自分のポジションにきて、
それが終わり次第、順々に行く感じです。

大体16時頃に毎日終わります。
もちろん、はやくおわるときもたまーにありますし、
残業するときもあります。

毎日の目標数がそれぞれフロアに貼ってありますので、
それが終わり次第終了です。

仕事の時間は午前、午後、働くルームによって異なります。

仕事内容

最初のポジション:肺切り

私がゲットしたポジションは
肺をカットする仕事でした。

いきなり最初からナイフジョブでした。

ナイフの使い方も研ぎ方も慣れる間もなく
一人でやらされることになります。

ここのポジションを担当していた韓国人のワーホリメーカーが
契約満期かなんかでやめる代わりに私が入れられました。

引継ぎ期間は2週間だったのですが
とてもじゃないけどできる気がしねえ・・・。

自慢じゃないですが、私
めちゃくちゃ不器用なんです。

コツさせ掴めば簡単な仕事だったらしいんですけど
いくら教えてもらってもどこのポイントを目安に切ればいいかわからん!

私の目の前に
肺やオファール(内臓)を仕分けする人がいて
肺が流れてくるたびに、その人が私の机に肺を投げて渡してくるんですよね。
(投げて渡してくるのでもちろん顔に血が飛ぶ時もあります。)

ただ、私のスピードがあまりに遅くて
机は一面肺だらけ・・・(床に落ちてるのもある・・)

もちろんスーパーバイザーが定期的に徘徊していて、
問題がないかチェックしています。

問題ありまくりなのに、

2、3度スルーされて肺が机からあふれてからやっと誰か派遣して
手伝ってくれます。

ちなみにこのポジション、
もうひとつすることがあります。

内臓を取り出された後の
皮と外の形だけ残った羊の
取り残されたfat(脂肪)を掃除機みたいなもので吸っていく役です。

この掃除機みたいなものも初めて持つと結構重く、
だいぶ威力があるため
うまくコントロールしないと羊の皮に穴をあけてしまうことになります。

皮に穴が開くとその分市場価値が下がってしまうので
気を付けてやらないといけません。

不器用な私は
最初っからヒツジの皮に
穴をあけまくりーので
怒られまくりーので
学び始めて1時間もしないうちに
肺切りに戻されました。

本来ならば肺切りともう一つのポジションを1時間おきにスワップしていくみたいです。

ナイフの研ぎ方もろくにわからず、
力任せにずっと肺を切っていたので
1日働いただけで私の肩も指ももうぼろぼろでした。

ネ子ちゃん
ネ子ちゃん

めっちゃ腫れてる・・

3、4日たってもなかなか進歩しなかった私は
違うポジションに変えられました。

ウシちゃん
ウシちゃん

(やったー!)

2番目のポジション:ローディング

次にゲットしたポジションも相変わらずキルフロア。

余談ですが、他のフロアで働くときはそのフロアでの契約書にサインをしなければいけないのですが、同じルーム内のポジション移動であればその部屋のスーパーバイザーが変更できるみたいです。

キルフロア内も小さく2つに分かれています。
ヒツジの皮がはがされるまでの工程をする人は(この工場では)緑色のユニフォームそのあとの工程の人は白色のユニフォームを着用します。
これはHACCPという認証ルールに従ったものです。

キルフロアに入る出入口も緑の人用、白の人用と2つあります。

ポジションチェンジのおかげで、白ユニフォームから緑ユニフォームへかわりました。

次にゲットしたポジションは同じくキルフロアでローディングという仕事でした。
4つのポジションを4人でスワップしていくものでした。

工程はこんな感じ
①バキューム・・毛をきれいに吸い取る。
②カット・・羊の食道を出すために周りの肉をカットする
③ローディング・・食道にクリップをつけ、専用の器具で内臓へ押し込む。
これがうまくいかないと、糞などが作業行程中に逆流して商品価値が下がる。
④レッグカット・・羊の前足を機械でカットする。

これを30分ごとに交代していきます。

①④は簡単なんですけど、
②③がこれまた厄介・・

とくに子羊とラムの時は本当に難しかったです。
力もいるし、失敗しまくるとスーパーバイザーが激おこぷんぷん丸でやってきます。

パン太くん
パン太くん

kiki,push it harder

ネ子ちゃん
ネ子ちゃん

I’m doing!

おかげで腕力が結構ついたと思います。

ちなみに246では②③だけを2人でスワップしていきます。
簡単な①④をやらないので一見大変そうに思えますがレーンのスピードも遅いし羊だけしか取り扱わないので余裕でできちゃいます。

たまに246のローディング娘が休んだりするときに246に派遣されていたのですが、一度派遣されたら1ATには戻ってきたくなかったです。笑

こんな感じで仕事はやっぱり大変でした。
ただ、私は運が悪かったと思います。

私がいた当時の他の日本人の子はランドリーだったり、パッカーだったりキャンティン(食堂)の掃除だったりキルフロアでも246の仕事だったりと比較的簡単な仕事をもらっていたように思えます。

1ATでも羊の肉をちょっと押すだけの仕事や、私が最初にもらったポジションの前で肺やオファールを投げるだけの簡単な仕事をしている子たちもいました。

簡単な仕事にあたるか当たらないかは本当に運だと思います。

もし簡単な仕事をゲットしたら、1年以上働くのもありだと思いますよ。

ポジションチェンジもできますが、以前のポジションよりきつくなるかならないかも運次第です・・。

給料について

基本的に給料は経験者でない限りレベル1からはじまります。
ポジションによってレベルがあがりやすいところとあがりにくいところがあります。

ハードなポジションや、長いこと働いているとレベルは上がりやすいです。

私がいた当時のレベル1の時給は$AU22.85でした。

私のポジションは6ヵ月働いたらレベル2に上がるポジションでした。

が、6ヵ月たたずに私はやめたのでレベル1のまま工場を去りました笑

そんなこんなで四苦八苦しながらセカンドビザを取ることが出来ました。

私がこの工場で働いた日数はトータル90日くらいだったので割とギリギリな感じ。

ここの工場は今まで働いた工場の中で一番給料が低く(エージェンシー通しているから当然ですが)
初めて働いた工場でもあったせいか予想以上に仕事もきつかったです。

私はこの工場を辞めた後、ロードトリップもかねてメルボルンからブリスベンまで行きます。
クイーンズランドでもまた工場で働くことになるのですが、

その話は追々。

以上、セカンドビザを取った工場のお話でした。

kiki

 

 

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kiki
kiki
セブで数か月過ごし、その後ワーキングホリデーでオーストラリアで2年滞在。シドニーから始まり、メルボルン、ブリスベン、アデレード、パースと地域を転々とする。行く先々でぼっち日本人だったことから、情報シェアをきっかけにブログを開始。 韓国にも1年滞在。5ヵ月自力で勉強しTOPIK6級取得。 語学、栄養、運動、スキンケア、漫画に興味あり。 海外旅行好き。次に行きたいのはマレーシア。

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